2020-06-01 漁翁 柳宗元 年老いた漁師がひとり。西の岩のもとに舟を停めて夜をすごす。夜明けに、清らかな湘江の水を汲み、楚竹を燃やして朝餉のしたくをする。 詩面上クリックで 再生画面に移りロケットボタンを押します。
2020-05-31 春夜洛城聞笛 李白 誰の家からか、笛の音が、春の夜の闇に聞こえてくる。その笛の音が、春風に乗って、洛陽の町に満ちるように響き渡っている。この夜、笛が奏でる曲中に「折楊柳」の一曲を聞いた。この曲を耳にして、故郷を思う気持ちを起こさない者など、ありはしない。 詩面上クリックで 再生画面に移りロケットボタンを押します。
2020-05-24 尋胡隠君 高啓 こいんくんを たづぬ こうけい 水をわたり また水を わたり花をみ また 花をみる 覚えず君が家に到る 今年のさくらは、よいさくら 胡には、「胡瓜」、「胡弓」、「胡姫」のように、異民族由来のものである事を示す用法があり、「あごひげ」が長い人の意もある。胡隠君は、引退して、静かに暮らしている異民系であごひげの長い友だろうか?